同級生から突然電話が来た。
九州で講演してほしい、とても小さなプライべートな会だけど・・・・・
「もちろん良いですよ」と返事をしたが、話を聴いて驚いた。
彼は大病をしたばかりで今はリハビリ中とのことだった。
彼とは40年以上会っていなかった。
サバンナに興味があるのだろうか。
それとも生命について思う日々を送り、私の生命の話を聴きたいのだろうか。
病状に関してはあまり詳しくは聴けなかった。
生死にかかわるような病気をされたばかりなので、どうのように話したらよいのかずいぶん悩んだ。
サバンナの話ならいくらでも話せるが、その話以外に生命の話も聴きたいはず。
しかし、どこまで深く話したらよいのだろうか、難しい・・・・・。
悩んだまま九州に向かった。
彼の奥さんと二人のお嬢さんとそのご主人たちの6人というプライベートな会だった。
心暖かなすばらしい家族だった。
しかし、私の話は・・・・・・。
前半は調子がつかめず、調子が出なかった。
でも、命について話したいことは包み隠さず、話した。
何を話そうか、悩みながらだったので、緊張していたのだろう。
羽田に着いて、どっと疲れが出た。
でも会えて良かった・・・・。
彼の強さと彼を支える家族の愛情を強く感じた1日だった。
講演した僕が、彼と彼の家族から、新たな生の視点を与えてもらったように思う。
なんとか病気を克服し、いつかは一緒にサバンナに行きたいと強く願っている。