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プロ用マット紙

今までの写真展では、印画紙は通常のグロッシーという光沢紙を使っていた。

しかし、今回は特別の紙を使うことにした。

プロ用のマット紙(日本ではあまり使われていない)だ。

というのは、富士フイルムフォトサロンの場合、照明の写りこみが目立つからだ。

それを避けるためだが、もう一つ理由がある。

今回の写真の副題は、サバンナ 光と闇の物語。

強烈な光を使った写真が多いために、グロッシーでは強くなりすぎるかもしれないのだ。

また強烈な光ゆえにできる強いハイライトとシャドウ。

通常の紙で通常の焼き方ではハイライト、シャドー部分がつぶれてしまう可能性がある。

プリントも特別な方にお願いした。

白土さんというとても職人気質のある方で、色に対する造詣が半端ではない。

彼と色の話をしていると、今までいかにこだわってこなかったかを痛感している。

 

まだまだ進化できることを実感している。

今回は今までとは少し違った井上の光と闇の世界をお見せすることができると思います。

 

 

横浜市内のある小学校から、出張授業を頼まれた。

1~2年生が対象と聞き、「難しいです」とお答えした。

1~2年生は僕にとっては宇宙人。

どこまで分かるかまったく想像できないからだ。

ふだん小学校で出張授業を頼まれるときは、5~6年を対象に自然界のバランスをするが、それは難しすぎるだろう。

しかし、担任の先生の熱意に動かされ、受けることになった。

テーマは動物親子と群れの話。

チーター、ライオン、ヌー、ゾウの親子のエピソードや群れでの生活をスライドで紹介しながら30分の授業をおこなったが、2年生はテレビの影響なのか、動物好きの先生が普段教えているのか、その知識にびっくりした。

ほとんどの質問に答えるではないか・・・・。

みな熱心に聞いてくれたので、多少は役だったのではないか、と思っている。

終了後、1年生のエスコートで教室に行き、子どもたちが全員で僕のために劇を演じてくれた。

素晴らしい出来にちょと感動。

でも、さらに感動したのは先生の熱意だった。

実はこの学校は廃校になるらしい。

その記念に子どもたちのために何かをしたいという先生の熱い思いに胸が熱くなった。

12月には校庭に移動動物園を呼ぶらしい。