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新型コロナウイルス N02

風邪症状が長引き、以前の「受診の目安」を満たし、帰国者・接触者相談センターに相談するように指示を出しても、ほとんどの例で受け入れられなかった。

「医師が必要」と判断すれば、検査が受けられわけではなかったのだ。

「近医を受診しろ」と戻されてくる。

ニュースの内容とは全然違うのだ。

 

このたび「受診の目安」が緩和されたが、何が変わったのだろうか。

PCRが施行しやすくなったわけではないようだ。

PCRの施行可能数が増えない状況では、相談は容易にできるようになったかもしれないが、相談した挙句に「近医を受診しろ」と戻されてくる人が増えるだけであろう。

保健所の段階で検査が拒否される。

また、PCRは肺炎のがなければできないといわれることもある。

どこで写真やCTをとるというのだろう。

感染防御体制が十分にとれないクリニックレベルでは、できるところは少ないだろう。

それでは、そのためだけに大きな病院に紹介するのだろうか。

現実的には、それらの病院の忙しさ、大変さを知っていれば、肺炎を確信できなければ安易に紹介はできない。

 

対応に困り、近くのコロナに対応をしている市立病院に問い合わせてみた。

依頼があれば、担当の医師が病状を聴いて、検査が妥当と判断すれば初めて受診可能となると言われた。

開業医の要請では無条件にはできないようだ。

1日にできる検査数は6件にとどめられているからのようだ。

理由は?である。

また、それ以上の数はできないので、紹介しても受診までに数日待つこともあるようだ。

 

その他の地域のことはわからないが、待っているうちに重症化して亡くなられる方がいる現状では、ほかでも同様なのだろう。

まだシステムづくりがうまくいっていないのが、日本の現状なのだ。

 

しかし、少しずつ前に進んでいることも間違いない。

唾液によるPCR検査や抗原検査ができるようになるようだ。

そうすれば医療従事者の感染リスクが減り、より検査が受けやすくなり、感染者の早期隔離に結び付くだろう。

早く、今の10倍以上にできるようにしてほしい(京大の山中教授は民間施設を活用すれば、今でもそのくらいの数はできるはずだと発言している)。

そして陽性者の隔離を徹底的に(今の4倍)おこなえば、日常生活の制限はなしですむ、と九大名誉教授の小田垣先生は試算している http://www001.upp.so-net.ne.jp/rise/odagaki.php。

それが今後の方向性なのだろう。

今の制限ばかりのやり方では、経済的ダメージが大きすぎるのだ。

 

秋冬には、再び大きな波が来るはずだ。

そこまでには、きちんと対策をとれる体制を作っておかなければ、とんでもないことになるだろう。