彼岸花 | FUYUHIKO INOUE Breeze in Savanna

緊急事態宣言が解除された。 しかし、第6波は来るだろう。 感染対策はこのまま徹底していくべきだ. 長引くコロナの自粛生活で、患者さんの中にもうつ、認知症、生活習慣病の悪化した人が激増した。 政治家や医師会の偉い人達は、分かりやすいメッセージとして、人流抑制、ステイホームと言う。 それは一面では正しいと思うが、それをまじめにやり過ぎた結果、うつ、認知症、生活習慣病の悪化した人の激増だ。 筋力低下や骨粗しょう症の増悪による骨折例も増えていくだろう。 極論の中に正解なし、だといつも思う。 私は、感染対策をしっかり行いながら、密を避けながらも外に出て体を動かすことが必要だと思っている。 大切なのはバランなのだ。 私は気分が落ち込まないように、診療のレベルを保つために(今の年齢でこの診療レベルはなかなかきつい)ほぼ毎日のウォーキングを続け、休みには近隣を歩きながら10kg近い機材を背負いながら写真を撮っている。 これが体力低下を予防し、脳疲労から回復させる私なりの方法なのだ。 9月は藤沢の小出川に通った。 彼岸花と蝶を撮るためである。